RM 027コレクションは、ブランドの中核を成す価値である達成、限界への挑戦、そして数々の記録を体現しています。
それぞれのモデルは、14年以上にわたり続くラファエル・ナダルとの揺るぎない友情を象徴しており、この関係性がリシャール・ミルにおける最も極限を追求した創造を生み出してきました。そしてRM 27-05もまた、その系譜を確かに受け継いでいます。
「私とリシャール・ミルとの関係とは、リシャール本人との交友であるのはもちろんのこと、2010年からずっと私のスポーツ選手としてのキャリアを支えてくれる支柱であったことは間違いありません。彼らは、どんな状況にあってもいつも私をサポートしてきてくれましたし、この絆が今後も長い年月に渡って続くことを願っています。リシャール・ミルは、単なるパートナーではありません。なぜなら、順調な時も、困難な時も、いつも私に寄り添い、片時も離れることはなかったからです。これまでの14年間を経た今日、彼らは私の家族、そして私の人生になくてはならない人たちです。」とラファエル・ナダルは語っています。
RM 27-05 手巻きフライング トゥールビヨン ラファエル・ナダル
手巻きフライングトゥールビヨンムーブメント、時・分表示
80本限定の限定エディション
約55 時間 (± 10%).
地板とブリッジは、マイクロブラストとPVD加工を施したグレード5チタン製。生体適合性に優れ、耐食性と剛性に優れたこの合金は、輪列をスムーズに機能させることができます。この合金は、90%がグレード5チタン、6%がアルミニウム、4%がバナジウム。この組み合わせにより、素材の機械的特性がより高まるため、航空宇宙や航空工学、自動車産業で頻繁に使用されています。
V字型のギアトレイン・ブリッジは、樹脂を染み込ませたカーボンファイバーを平行に何層にも重ね、層と層の間の繊維の方向を45度ずらしながら積層したカーボンTPT®から、機械加工されます。その後、6気圧の圧力がかけられ、120℃で熱処理されます。カーボンTPT®は、破損や亀裂に対して優れた耐性を持つことで有名です。
キャリバーにチタンとカーボンTPT®を使用することで、輪列の完璧な機能に不可欠な、完全にフラットな表面とともに、優れた剛性がもたらされます。
総重量3.79グラムという超薄型・超軽量のキャリバーは、厳格な最適強度要件を満たすために、個別に広範な検証テストが行われました。卓越した技術で設計されたRM 27-05は、14,000gを超える衝撃にも難なく耐え、その比類なき耐久性を証明しています。
可変慣性テンプを備えたフライングトゥールビヨン
フライングトゥールビヨンは、従来の上部のブリッジを廃し、ユニークな片面搭載を採用しています。この特徴的なデザインは、複雑な機構を一望できるだけでなく、全体的な重量を軽減しています。
トゥールビヨンのテンプはフリースプラング式で衝撃を受けた時や、ムーブメントの組立て、分解に際してより良い効力を発揮し、ひいては、経年に対してもより高い精度を保つことができます。通常の緩急針は採用せず、4個の小さな調整可能なビスをテンプに直接取り付けることで、より正確に繰り返しての調整が可能となっています。
高速回転フライングバレル(1回転5.2時間)
RM 27-05に採用されている高速回転フライングバレルには、次のような長所を備えています:
- 主ゼンマイ内部で周期的に起こる張り付き現象を大きく緩和し、精度を高めます。
--主ゼンマイは、理想的なパワーリザーブ、精度と均一性による優れた三角曲線を示します。
セントラルインボリュート歯を採用した香箱の歯車と三番車カナ
香箱の歯に採用されているセントラルインボリュート歯とカナは、最適な圧力角である20°を成しています。これにより、回転効率が向上し、輪列の歯の嚙み合わせに生じる偏差を防ぐことができます。結果、トルクの伝達を安定させ精度が大きく向上します。
シミュレーション
ラファに着用してもらう前に、これほど厳しい検証テストをリシャール・ミルの時計に課したことは今までにありませんでした。最大5000gにも及ぶ様々な段階的ショックを加えた後、時計の断層撮影によって損傷を3Dでシミュレーションすることで、RM 27-05が真のパフォーマンスの象徴であることを確固としています。最先端テクノロジー、専門性と、ハイレベルなスポーツが要求するものとの間に生まれた連携です。
仕上げ
キャリバーの表面と隠れた背面には、完全な手作業による仕上げが施されています。インボリュートプロファイル歯車には、マイクロブラスト加工、ポリッシングとサーキュラー仕上げがなされ、機械としても、美的にも優れたムーブメントを作りたいというブランドとしての願いを示しています。
ムーブメントの特徴
- ムーブメントサイズ: 32.75 x 28.95 mm
- 厚さ: 2.12 mm
- トゥールビヨン直径: 10.30 mm
- テンプ直径: 9.00 mm
- 石数: 22
- テンプ: Glucydur®製、2本のアームと4つの調整ビス、慣性モーメント11.50 mg-cm2、振角53°
- 振動数: 3 Hz (21,600 vph)
- ゼンマイ: Nivarox®製エリンバー
- 耐衝撃装置:KIF ELASTOR KE 160 B28
- 香箱芯: ニッケルフリーのChronifer®(DIN x 46 Cr 13 + S)、ステンレス製 - 耐磁性 – 熱処理に対応
完璧なタフさを誇る11,5グラム
RM 27-05の精巧さは、高い技術によるムーブメントとケーシング部門との連携があってこそ。キャリバーは、ネジを使用せず、ケースバックに直接機械加工された支柱で取り付けられています。この様に支えられることで、ベゼルとインナーベゼルがケースバックにしっかりと固定されます。ムーブメントとケースとが相互に堅牢さを高め合っているのです。
カーボンTPT® B.4のモノコックケース
RM 27-05には、カーボンTPT®をベースに開発されたリシャール・ミルの新素材、カーボンTPT® B.4が採用されています。当初フォーミュラ1で使用されていたこの素材は、スイスのパートナーである複合素材のスペシャリスト、ノース・シンプライ・テクノロジー社(NTPT™)による5年間の研究開発の集大成としてRM 27-05に採用されました。
カーボンTPT® B.4の製造工程は、カーボンTPT®と同じです。50ミクロン以下の平行なカーボンファイバーを何百層にも重ね、全く新しい高性能の樹脂を染み込ませ、NTPT™独自の機械で各層の繊維の方向を70度ずらしながら織り込まれています。この特殊な織り方により、機械加工時の強度重量比が最適化されます。その後、6気圧の圧力がかけられ、120℃で加熱処理された複合材はリシャール・ミルの工場にて機械加工が行われます。
カーボンTPT® B.4は最適化された異方性素材です。標準的なカーボンTPT®と比較して、この新しい複合材は4%高密度で、繊維は15%硬く、樹脂は30%耐性が向上しています。これらの特徴により、ケースを薄く加工することが可能になり、例えばモノコックの地板とミドルケースのように。
仕上げ
- 手作業による面取り研磨
- マイクロブラスト加工を施した切削部分
- 摩擦加工及び研磨をした外装面
- 5Nゴールドコーティング
- マイクロブラスト加工を施した表面
- サテン加工した表面
- 手作業による面取り研磨
- 手描きの表面
- 円型仕上げの表面
- 手作業による面取り研磨
- サンレイ仕上げ
- ロジウムメッキ加工(歯をカットする前)
- 葉の計上と性能を維持するため、加工後の処理は最小限にとどめる
その他の特徴
この装置は、巻き上げ効率を約20%高め、特に巻き上げをスタートする際に有効です。さらに、主ゼンマイの内部張力を平均化させる働きをします。
傷防止コーティングを施した軽量LEXANポリマー。透明度が非常に高いため、反射防止加工は不要。
厚さ:1.20mm、周辺部0.30mm
組立ての際にネジに最適なトルクを与えることが可能となります。それにより、このネジは、度重なる組立てや分解による物理的な影響も軽減され、経年劣化にも耐えます。